スズメバチの寿命はどれくらい?放置してもいい?知られざる一生とは
スズメバチの基礎知識

スズメバチの寿命はどれくらい?放置してもいい?知られざる一生とは

投稿日:2021年7月9日

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「スズメバチの寿命ってどれくらいなのかな?」
「寿命でいつかいなくなるなら、巣は撤去しないで放置していいの?」

みなさんこんにちは!ハチおじです!
スズメバチの寿命はどれくらいなのか?ご紹介いたします。

スズメバチの寿命は女王バチ・働きバチ・オスバチでそれぞれ異なります。
女王バチは1年、働きバチは1ヶ月、オスバチは3〜4ヶ月ほどで寿命をむかえるんです。

9月〜10月に生まれる新しい女王バチのみが越冬し、その他のハチは11月〜12月になると死んでしまいます。

しかし、だからといって冬まで巣を放置するのはオススメできません。
放置するあいだ巣はどんどん大きくなり、スズメバチの数も増え続けるため、刺されるリスクが非常に高くなってしまうためです。

さらに7月〜11月にかけては働きバチの攻撃性がピークに達し、危険な状態になるんですよ。

そこでこの記事を通してスズメバチの寿命に関する疑問を解消しつつ、刺されないためのポイントについても確認しましょう。

最後には、スズメバチの巣をその日のうちに撤去してくれる、ハチおじオススメの駆除業者もご紹介いたしますよ!
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スズメバチの寿命について

スズメバチの寿命

スズメバチの女王バチ・働きバチ・オスバチの寿命は次の通りです。

  • 女王バチ:1年(長いと3年)
  • 働きバチ:1ヶ月
  • オスバチ:3〜4ヶ月

それぞれについて、さらに詳しくみていきましょう。

女王バチ

女王バチの寿命はおよそ1年で、長いと3年ほど生きることもあります。
気温が低くなる11月〜12月ごろになると、すべての役割を終え死んでしまうんです。

巣の中での主な仕事は子育てです。
4月〜5月の働きバチが成長していない時期には、巣の増築からエサ集めまですべてを一匹で行います。

9月〜10月には、次の世代を担う新しい女王バチが誕生。
新女王バチは成長すると、他巣のオスバチと交尾を行ったのちに越冬します。

実はスズメバチの種類によって、越冬する場所は異なるんですよ
スズメバチの種類 越冬場所
オオスズメバチ、ヒメスズメバチ 地中
コガタスズメバチ、キイロスズメバチ 穴を開けた倒木や朽木の中

基本的に新女王バチは一匹で越冬します。
しかしコガタスズメバチはまれに、他の巣の新女王バチと一緒に過ごすこともあるんです。

翌春に目覚めた新女王バチは、再び巣作りをはじめます。

働きバチ

働きバチの寿命は1ヶ月ほどです。
一匹あたりの寿命は短いですが、女王バチが繰り返し何度も出産を行うため、長期にわたって活動しているように見えます。

働きバチにはたくさんの仕事があります。
巣を増築するための材料や幼虫に与えるエサを集めたり、外敵が襲ってきたときには巣を守る役割も担っているんです。

そんな働きバチも、11月ごろになると死んでしまいます。
寒さが厳しく、エサとなる昆虫や花の蜜が取れない環境では生き残るのが難しいんですね。

しかし暖冬の場合は12月になっても生存している可能性があるため、注意が必要です。

オスバチ

オスバチの寿命は3〜4ヶ月ほど
秋ごろに生まれ、新女王バチとの生殖活動に一生を捧げます。

同じ巣内の新女王バチと交配を行うことはなく、匂いをたどって他巣の新女王バチと出会い、交尾を行います。

オスバチにとって交尾は命がけです。
自分よりも二回り以上大きい女王バチに突撃していくため、脚や触覚がボロボロになってしまうのは当たり前。
そのまま力尽きてしまうこともあるんですよ。

突然死骸があった…天敵に襲われたのかも

「ある日突然、家のまわりにスズメバチの死骸が落ちていた…」
原因として寿命をむかえて死んでしまったことも考えられますが、天敵に襲われた可能性もあるんです。

凶暴なスズメバチにも天敵は存在します。
住宅街に潜むスズメバチの天敵として考えられるのは、次の5種類です。

  • シオヤアブ
  • オニヤンマ
  • カマキリ
  • チャイロスズメバチ
  • クモ

これらの昆虫はスズメバチをエサにしてしまうんですよ。

「この天敵を利用して、スズメバチの駆除ができないかな…?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自然生物を駆除のために人間の力でコントロールするのは難しいでしょう。

上記の他にも動物や昆虫、寄生虫など、スズメバチにはさまざまな天敵が存在しています。
こちらの記事でさらに詳しくお伝えしていますので、気になる方はぜひご確認くださいね!
【駆除に活用できる?】意外と知らないスズメバチの天敵を一挙公開!

スズメバチの一生とは

次に、スズメバチがどのような一生を過ごすのか見ていきましょう。
以下の表に、時期ごとの活動内容をまとめました。

時期 活動内容
4月〜6月前半 女王バチが冬眠から目覚め、一匹で巣作りを行う。
6月〜8月 働きバチが育ちはじめる。
巣の増築と出産、子育てが行われる。
9月〜10月 新女王バチとオスバチが生まれる。
11月〜12月 女王バチと働きバチが死ぬ。
オスバチは他巣の新女王バチと交尾をした後に死ぬ。
1月〜3月 新女王バチが越冬する。

個体差によってズレはありますが、スズメバチが活動するのは4月〜11月の間です。

7〜11月は働きバチが攻撃的になる

7月〜11月は多くの働きバチが羽化し、エサを集めるために積極的に活動しています。
そのため、攻撃的になった働きバチに刺される被害が全国的に増加する時期でもあるんです。

とくに9月〜10月ごろは、子孫を残す役割をもった新女王バチやオスバチが生まれる大切な時期。外敵から巣を守るため、働きバチの攻撃性は最も高い状態になります…!

この時期は、うっかり巣に近づいただけで刺される恐れがあるほどなんですよ。

スズメバチに刺されないためのポイント

スズメバチに攻撃されやすいのは、以下のような状況です。

  • 黒い服を着ているとき
  • 強い匂いがするものを身につけているとき
  • スズメバチや巣に刺激を与えてしまったとき

刺されないためにはスズメバチに刺激を与えないよう、次のポイントをおさえましょう。

  • 黒い服やものを身につけない
  • 香水や制汗剤などを身につけない
  • 巣に近づかない
  • スズメバチが近寄ってきても、大声を出したり手で追い払おうとしない
  • 走って逃げない

スズメバチの羽音や、威嚇行動である「カチカチ」という音が聞こえたら、ゆっくりその場を離れてくださいね。

寿命を迎えるまで巣を放置するのは危険!すぐに駆除を

スズメバチの巣

スズメバチの巣を見つけた場合は、すぐに駆除を行いましょう。
冬になると巣が空っぽになるため、寿命を迎えるまで放置する…というのは、放置している間に刺されるリスクがあるためオススメできません。

とくに7月〜11月の巣の中には凶暴になった大量の働きバチが潜んでいるため、放置するのは絶対にNGですよ!

あなただけでなく、ご家族や近隣住民にまで被害が及ぶ可能性があります。
見つけ次第、一刻も早く駆除を行いましょう。

巣が再利用されることはない

「空になった巣を、春になったら女王バチが再利用することはあるの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

基本的に、スズメバチが空巣を再利用して住み着くことはありません

ただし、その巣を材料として、近くに新しい巣を作ることは考えられます。
また、アシナガバチが越冬場所として空巣を利用することがあり、刺激してしまったために冬眠から目覚めたアシナガバチに襲われた…というケースも発生しているんです。

冬に巣を見つけた場合でも、すぐに撤去してしまうと安心ですよ。

プロに依頼して安全に駆除しましょう

巣の駆除作業には危険が伴うため、自力ではなくスズメバチ駆除のプロにおまかせしましょう。

イチオシの業者は、みんなのハチ駆除屋さんです!

みんなのハチ駆除屋さんは都合があえば最短30分で到着、その日のうちに駆除を完了してくれます。
巣の撤去はもちろん、部屋に入った一匹のスズメバチ退治まで対応していますよ。

実はスズメバチは屋根裏や壁の隙間などの見つけにくい場所にも巣を作るため、気がつかないうちに巨大な巣ができていた…なんてことも。
みんなのハチ駆除屋さんに依頼すると、まずは無料の現地調査で巣の有無をチェックし、その上で必要な作業内容と料金を丁寧に説明してくれるんです。

業者に依頼するのが初めてという方でも、しっかり説明してくれるので安心ですよ!

こちらの記事では駆除料金の相場や、実際にみんなのハチ駆除屋さんに電話してみた様子をご紹介しています!

【スズメバチ駆除の料金相場】安くする3つのコツとオススメ業者を紹介

まとめ

あらためて、女王バチ・働きバチ・オスバチの寿命をそれぞれお伝えします。

  • 女王バチ:1年(長いと3年)
  • 働きバチ:1ヶ月
  • オスバチ:3〜4ヶ月

ほとんどのスズメバチは11月〜12月になると寿命をむかえるため、姿を見かけることはなくなります。

しかし刺されるのを防ぐためにも、巣を作られたら放置せずに駆除を行いましょう。
安全のため、駆除は専門業者におまかせするのがオススメですよ!

それでは!

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